まずは骨肉腫の全体像とその治療の流れについて簡単に学んでみましょう

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骨の悪性腫瘍について

骨肉腫とは、骨にできるがんのことで、全国では毎年200人以上の人が発症している病気なのです。中でも若い人が発症する傾向にありますが、最近では高齢者も発症することが珍しくなくなりました。そんな骨肉腫に関する様々な知識をまとめたので、チェックしておきましょう。

がん治療のながれ

進行度を評価する

まずがんの進行具合を検査します。検査には、X線やCT、MRIといった画像検査、がんが骨のどの部分に集中しているか調べるシンチグラム、血液検査、直接骨細胞を採取してがんかどうかし調べる病理検査などがあります。

抗がん剤による化学療法

次に手術にむけて化学療法を実施します。手術をする前に化学療法を行うことで、検査では発見できなかった小さながん細胞の増殖を食い止めたり、腫瘍の大きさを小さくしたりすることができます。

根治的手術

根治的とはがん細胞の主要部を手術で完全に取り除くことです。骨の周りには神経や血管、リンパ節、筋肉などがあるため、転移の可能性を考慮してそれらも一緒に取り除きます。

再建と移植

手術で取り除いた部分を補い、術後の運動機能を確保するため、再建と移植をおこないます。再建は失った骨や関節人工的な金属や樹脂に置き換える方法です。移植では、手術で失った重要な血管や骨を人工血管や自分自身の骨などで穴埋します。

術後のリハビリ

手術が終わった後は、理学療法士と一緒に運動機能を回復するためのリハビリをおこないます。術後の痛みや、自分の身体の一部を失うという喪失感から、リハビリの意欲がわかないことがあるため周囲のサポートが大切です。

骨肉腫のイロハと治療の流れ

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骨肉腫の基礎知識

細胞というと柔らかいイメージですが、実は骨も細胞からできています。そして日々、古い細胞は破壊され、新しい細胞が生まれています。このとき、なんらかの原因で細胞分裂がうまくいかず、骨で異常に増殖してしまうのが骨肉腫です。

骨肉腫の症状

骨肉腫は、運動時の痛み、腫れ、骨折などをきっかけに発見されることが多いです。しかし、運動時や運動後の痛みを筋肉痛と勘違いし、治療が遅れてしまうこともあります。症状が進行しがん細胞が大きくなると、見かけ上で明らかに腫れて見えるのが特徴です。

骨肉腫発症の多い年齢

骨肉腫のほとんどは、10代から20代の青少年期に発病します。また、女性よりも男性に多く、部活などで普段から運動しているが発症する傾向にあります。病に打ち勝つ為には、詳細を知っておかなくてはなりません。

骨肉腫のできる場所

癌ができやすい部位のことを好発部位といいます。骨肉腫の好発部位は大きく3つあり、大腿骨の膝側、脛骨の膝側、上腕骨の肩側です。この3つの部位が骨肉腫好発部位全体の80%を占めます。

進行度の分類

骨肉腫に限らず、がんの進行度はTNM分類と Surgical Staging Systemで判断します。
簡単にいうと、①がんが転移しているか②腫瘍がどの深さまで進行しているか③腫瘍の大きさはどの程度かといった基準で分類しています。

もっと知ってみよう骨肉腫

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